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sinn wadaiko tukuri

和太鼓作りN


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2006
6月3日(土)



午後4時過ぎ、時間ができたので太鼓作りをする。

今度は、25cmの和太鼓だ。

    
内側が削ってなかったために胴の膨らんだ部分が分厚く、歌口側が薄かったからか、
たくさんのひび割れができてしまい、ボンドで止めてあったのだが、
あまり効き目が無く、太鼓としては値打ちがないが、これも経験だ。
いかに目立たなく仕上げることができるか・・・。


      
まずは、おおまかに電動カンナで削っていった。
もちろん、芯出しをして円になるようにした。
これがうまくいかないとねじれたような感じになってしまい、
かっこよくないんだ。


     
その後、グラインダーで表面の凸凹を取っていった。
ここまで来ると太鼓らしくなる。


     
まだ、がたがただが、ここで、内側を同じ厚みにしておきたい。   



電動チェーンソーで内側を削っていった。


     
柔らかいはずの榎木だが、結構締まっていて硬かった。
この後、グラインダーで削るので、適当に厚みがそろえばいいわけだが、
疲れた・・・。


      
現在の状態だが、よく見るとふくらみが少ないところがあり、
歌口は小さくしたくないので、細くすることにする。



また、削った後にもこんなに大きな亀裂があり、これをふさがなくてはならない。
今回は、「とのこ」を使ってみようと思っている。
縁をたたくことは無いので、埋めてしまえば、目立たなくなるだろう。

どこまで美しい木目を出しながら、ひび割れが無いように見せられるか、
技術力を問われる作業になりそうだ。


6月4日(日)


昨日、途中になってしまったので、朝から榎木の太鼓胴を整形した。
最初に、傾いているのを修正した。歌口を斜めにカットするわけだが、
難しいので電動カンナで削った。
その後、ふくらみがアンバランスだったので、
グラインダーで削った。そして、
電動サンダーで磨きながら丸みを出していった。


ここからは、グラインダーのディスクを一番粗いのに交換して、内側の整形をした。

    
もう少したくさん波をつけるといいのだが、
まあこんなもんだろう。


      
この榎木は、二股の所だったから、どうしても肌が良くない。
そこで、大工さんがやっている方法をまねることにした。


     
欅用なんだが、赤いとのこを塗ってみたんだ。


   
すると、どうだろう。ひび割れやくすみがずいぶん無くなって、
穏やかな表情になってくれた。
これなら、何とかなりそうだ。



充分乾燥させて、オイルステンの欅色を塗ろうと思う。
しかも、少し濃いめにしたい。
それで、缶のふたを少しあけておいた。薄め液が蒸発していくのを待とうというわけだ。

しばらくしたら、乾燥するだろうから、来週には、胴が完成するかな。
どんな色になるのか、楽しみだ。


6月5日(月)


昨日、胴の形ができていたので、今日は、お風呂の前に作業をした。

     
内側も着色することにして、濃いめのオイルステンを用意する。
上澄み液を捨ててしまったんだ。
それでも、薄いと感じた。
案の定、ムラができてしまった。
仕方がないか・・・


    
塗り終わったら、こんな色になった。
写真なので、濃く見えるが木目を出そうとすると、これくらいが限界なんだ。



とのこでふさいだひび割れは、何とかふさがったが、
色が濃くなってしまうので、分からなくなることはなかった。



でも、気に入らない。
満足がいく日は、いつのことやら。
やはり、欅で和太鼓を作るのがいいなあ。

だれか、原木をくれないかなあ。
だって、欅は、丸太でも高価なんだよなあ。


直径50cm以上の欅をくださるかたは、ご一報を・・・。




6月7日(水)


昨日から、ウッドシーラーを塗り始めた。

ウッドシーラーというのは、オイルステンを固定して、
艶をだすためのニスをしみ込ませなくするものだが、
数回塗るとけばけばしたところがなくなり、ニスののりが良くなるのだ。


    
オイルステンを塗っただけでは出なかった艶が今日で3回目だが、
ずいぶん輝きを増しているように思う。
あと、何回くらい塗るかは未定だが、納得のいく状態になるように
こつこつ作業をしていこうと思う。



6月10日(土)



ラッカーニスをかけて、仮張り前の塗装を終了したので、
台の製作を開始した。



いつものように、余った箱の裏などにスケッチをする。
だいたいの大きさを決めるためだ。
この大きさにするには、どんな角材がいるか考え、
あるもので代用しながら、なるべくイメージにあったものを作った。



時間がない中での製作だったが、おおよその形ができた。


  
ところが、よく見るとずいぶんゆがんでいた。
疲れているからだろう。集中力がおとろえていたんだ。
この後、ねじ釘を抜いてやり直したのだが、
その写真はお楽しみと言うことで・・・。


6月18日(日)



   
昨夕、電動サンドペーパーで全体を磨いた。
そして、オイルステンをかけた。
色は、欅色だが少し濃くしたいので、
前回使った色ニスのブラウンを少しだけ入れた。

    
朝、ウッドシーラーの1回目を塗った。
まだまだ、艶がないが、3回以上は塗って、
仕上げのラッカーニスが少なくていいようにしたい。



    
そして、昨夕水につけておいた皮を裁断し、仮張り用の皮を作った。
この皮は、アメリカから送ってもらったものだ。
水に戻して折り畳んでもらったので少しまがっていたんだが、
傷もなくて小さい太鼓には使えそうだ。
ただ、薄いところがあり、二重にしなくてはならなかったので
大変だった。うまくいくといいのだが・・・。


さっそくロープをかけた。
すると、伸びるところとありうまく耳の位置がそろわない。
2回ほどほどいて締め直すこととなった。
でも、こうすることで何とか伸びないところもそろってきた。


3回くらい乗ったが、
お天気も良くなってきたので汗が噴き出してきた。

    
色は、思ったよりも茶色くなってしまった。
やはり厚さをそろえていないので伸びきっていない。
何とかならないものかなあ。


でも、ここまでできたら良しとしなけりゃいけないか。
本張りで真っ白になればいいんだけど・・・。


6月25日(日)

       
6月18日から毎日帰宅後、ウッドシーラーを塗り、
ついに、昨日完成した。
もちろん、台だけだ。
すこしゆがんでいたんだが、台の下にマットを貼り付けたとき、
厚さを調節して、うまく安定するようになった。
また、上にも貼って、傷ができないようにした。



これは、1尺4寸宮太鼓の台だが、
ねじ釘の位置が良くなかったのでゆがんできたため、
修理した。塗装も完全にしたので、
これで使えるだろう。


   
そして、先週張った仮張りは、完全に乾燥した。
裏のいらない部分も万能ばさみでカットしておいた。
少し、うすいかなあ。理想の大きさにするのは難しい。



昨夕、今日仮張りする皮を水につけた。
あまり丈夫そうではないので心配だが、
二重にしたらいいだろう。


    
くだ(ロープかけの棒)を6個つける。
薄いところには、余った皮を二重にしてつけておいた。
結局3カ所につけることになった。


    
そのあと、糸でかがって、固定した。
どうも円にならない。
ここがきちんとできないから、皮を張ったとき耳の位置が決まらないんだ。


      
ロープをかけて、締めていく。
上に乗ったのは、2回だが、前回よりもうまくいった。
ただ、一カ所伸びないところがあったので、
本張りで苦労するかもしれない。


   
左が伸びすぎているところ、柔らかいので位置が下がっていってしまうんだ。
右は、二重になっているところ下がそろっていないのが気になるが、
仕方がないか・・・。



上から見ると、乾いていないので何とも言えないが、
まあまあの感じだ。
今日は、雨が降っているので乾燥しにくいだろうが、
カビさえ生えなければオッケーだ。



7月2日(日)

昨日、皮が乾いたのではずして、内側の余分なところを切っておきました。

そして、次の胴を削り始めました。

   
それが、これです。
寸法を測ったところ、高さ31cm、歌口の直径29cmでしたが、
ずいぶんゆがんでいて、このままでは良くないので、
高さをそろえたり、斜めになっているのを歌口をカンナで削って、
調整しました。まあまあのところだと思いますが、
ずいぶん短くなってしまいました。


      
そして、外側を回転式のグラインダーで削りました。
まだ、途中ですが、傷ができそうなので、
内側を削り始めました。
でも、日が暮れてしまったのでここまでにしました。



    
仮張りをしてあった胴には、取っ手をつける穴をあけて、
ラッカーニスを塗りました。昨日と今日の2回塗ったので、
ずいぶん艶が出て、良くなりました。


     
さらに、先日作った台の紐を取り付けておきました。
前回のは、白だったので、今回は、赤にしました。
この材料がなかなか無くて、近くのショッピングセンターにある
「TOUKAI」という手芸屋さんでやっと見つけました。

太鼓作りは、なかなかはかどりませんが、
新しい原木がいつ手にはいるか分からないんで、
大事に今あるのを作っていこうと思っています。
小さいのは、飾り太鼓にしかなりませんが、
だれか譲ってほしいという方が見つかるといいのですが。



7月17日(月)

      
まずは、前回の続き、内側を整形した。
その後、120#のサンドディスクに変えて、外側をなめらかにした。



目分量では、丸くなっているんだが、
どうもゆがんで見える。
型を当ててみながら微調整するが難しい。


      
とにかく、電動サンドペーパーを使って、もっとなめらかにしようと、60#で削った。
そして、まずまずの形になってきたところで、
ろくろ台に乗せて回転しながら丸みを出していった。




この形にするのは、けっこう難しいが、回転することで電動サンドペーパーも
固定することができて、やりやすかった。



   
ただし、内側からこんな節穴があるので、外まで達していて
着色だけでは防ぎようがない。
パテを使う必要がありそうだ。
修復作業の時使うゴムのような物もあるが、今回は、
とのこに木工用ボンドを混ぜて使おうと思う。
うまくいくといいのだが・・・。
作業は、いつになることやら・・・。

7月22日(土)

    
時間があったので、着色をすることにした。
欅色の濃い色にしたかったのだが、あわてていてラッカー薄め液をしみ込ませた筆で
塗ってしまい1回目はオレンジ色になってしまった。


   
そこで、きめの細かい表面にして色も濃くしようと思い、
赤のとのこを上から塗ることにした。

    

         
すると、けっこうつるつるになって着色しやすそうだ。
節があるために開いていた穴もふさぐことができた。

       
乾いたのですぐに布で磨いて上澄みを取ったオイルステンの欅色で
着色した。すると、色も濃く年輪もしっかり見えるようになり、
満足のいくものとなった。

  
オイルステンが乾いたので、ウッドシーラーもかけた。
またまた色が濃くなって、今までで一番いい色になった。
重量感があり、艶もあるのでいい太鼓に仕上がりそうだ。


7月23日(日)


二度目のウッドシーラーをかけるとさらに凹凸が無くなり良くなってきた。
これなら最高の胴にできそうだ。


内側は、一度だけウッドシーラーをかけておいた。
色も1回目のままなので、前回のより明るい感じだ。
ただし、節はどうすることもできない。

       
中の節穴は、5cmくらいあって、そうとう深い。
それが出ているのは中央の写真だ。
他にも、右のような穴があるが、とのこでふさいであるとは分からないだろう。



もう一つの作業は、1尺4寸長胴宮太鼓の台を修理することだ。
これは、2回目だ。
どうしてかというと、修理しても高さを考えてなかったために、
大人がたたく太鼓になってしまったためだ。


     
そこで、足の部分を全部はずして、
付け替えることで、斜めになるように工夫したわけだ。

         
十文字の角材を90度回転して、低い方に一番高いのを持ってきて、
一番低いのを切ってしまったんだ。後の二つは、1cmくらい長かったので、
調節することで何とか使える物にはなった。
でも、見ての通り、修理したことはばればれだ。
素人が作ったんだから、そんなところを見る人はいないでしょう?


     
塗り直しをしておいたので、乾燥後車輪をつけたら、
なかなかの物になった。
家に太鼓がないので置いてみないと分からないが、
ずいぶんたたきやすくなっているはずだ。

今日の作業は、ここまで、しばらくは作業できそうもない。
ロープ締め太鼓がずいぶんゆるんでいるので、
おもいっきり締めたいのだが、
一人ではダメだと聞くと補助具を作らないといけないんだが・・・。
何かいい方法は無いものだろうか?


7月24日(月)

明後日に桑名の太鼓屋さんへ行って来ることにした。
目的は、皮を置いてくることだ。どうしてかというと、私の古太鼓を使って、
子どもたちに太鼓の皮を張るところを見せていただくために、
先に仮張りをしておいてもらうことになったからだ。
本来なら、相当な費用がかかるのだが、全くのボランティアでしてくださるのだ。
無理なお願いをして、快く引き受けてくださる方なので、
申し訳ないが、そうする以外に確実に作業を見せていただくことはできないんだ。
私が修理したので、円になっていないし、真っ直ぐになっていないだろうから
歌口も整形する必要があるかもしれないが、それは、前々日に太鼓を届けるとき
私がやってみようと思っている。
さて、どうなりますことやら・・・。



8月11日(金)

本当に久方ぶりの本張りをした。
今回のは、仮張りをしてあった歌口25cmの長胴太鼓だ。
実は、この反対側は、27cmにしてあるので、
ちょっといびつな形をしているんだが、
素人の作品だから、許してもらえるだろう。
できるかぎり、耳を残そうと考えていたんで、仮張りから気合いが入っていたんですが・・・


薄い部分に水がしみ込みすぎて、
うまく均一に伸びないことが分かった。

   
それでも、皮の上に乗るまでは、比較的順調にいっていた。

   
でも、釘を打つ前には、めきめきっと音がして、
ロープかけの棒が折れてしまっている。
6本のうち、4本が折れていた。
この棒は、ドラムマーチ用のスティックのお古をもらってきた物だが、
やはり弱いことが証明されてしまった。

   
それでも、何とかここまで釘をそろえて打つことが出来た。


       
上から見ても、綺麗なものだ。
素人の作品だと言わなければ、太鼓屋さんでも真っ直ぐにできない人もいるようなので、
いい方だと思うことにしよう。

     
その後、取っ手を付けた。
少し大きめのを付けたので、
豪華な感じだ。
耳がそろっていたらもっと良かったんだけどな。

  
後は、反対側だが、棒が折れないことを願うばかりだ。
完成は、明日の朝になる予定だ。


8月12日(土)


昨日に引き続き、今朝から太鼓の本張りをした。


   
今回のは、前回のよりも薄い皮を使っているので、
二重にしてあるところも多く、濡れすぎると伸びてしまうのは
分かっていたんだが、水をかけていると一気にしみ込んでしまった。

     
それでも、全体に伸びてくれるようなので、
しっかり踏むことにした。
すると、どんどん伸びていってジャッキも上がっていった。


伸びきったところで、鋲を打とうと思ったが、
濡れているところへ打つと裂けてしまいそうだったので、
日干しすることにした。


   
完全に乾いたところで、少しジャッキをかけ、
さっそく鋲を打った。
二重に打つので、最後の3つは、いつものように真ん中を打ってからその両側を打った。
ロープをはずして、棒を抜き、糸を切った。


完成したのがこれだ。
今回もずいぶんいびつになってしまったが、
こんなもんだろう。納得は行かないが、仕方がない。少し深くした分だけいいかな・・・


    
台は、出来上がっていたので、乗せてみた。
なかなかのものだ。
これなら、見てもらう分には分からないだろう。
よく見ると、皮のあるところと無いところに乗っているんだが、
歌口の大きさが違う分、斜めになっているから、ちょっとしたインテリアにはなるだろう。





久々の完成は、嬉しいものだ。
妻の実家に行くことになっているので、
見てもらおう。
音は、高い目に設定したが、
ゆるんできたらちょうど良くなるかな。
コンコン、テケテケ・・・















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